03/28の日記

17:06
君よ、信じておくれ
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俺が好きなのは君だけだった。



俺が愛したのは君だけだった。



恋じゃないけど、嘘じゃない。



君よ、信じておくれ。



世界中に銃口を向けていた俺の手に、



絵にかいたような向日葵の花を握らせてくれたのは君だ。



目が眩むようなきいろ、きいろ、きいろ………



二日酔いの朝みたいに理由もなく笑った。二人で。



俺が好きなのは君だけだった。



俺が愛したのは君だけだった。



恋じゃないけど、夢じゃない。



君よ、信じておくれ。



世界中の悲しみを背負ったつもりの俺に、



マッチのてっぺんほどの光りを見せてくれたのは君だ。



目が眩むようにゆれる、ゆれる、ゆれる………



それを些細な吐息で消したのは俺だった。俺だった。



俺が好きなのは君だけだった。



俺が愛したのは君だけだった。



恋じゃないけど、嘘じゃない。



君よ、信じておくれ。



恋じゃないけど、消えないで。



君よ、信じておくれ。



君よ、信じておくれ。





夜子

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