デジモン夢小説 デジモンアドベント

□長い旅の始まり
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ある夏のこと 速海 祐輝、明、神植 冷、港森内 由紀、松井ルカ、皆月 南、太刀川 和紀の8人は学校恒例の合宿にきていた。祐輝たちは食料調達にいっていて今から合宿所に戻るところだった・・・『ったくどうして俺が買い物なんかに・・・』新宿小学校5年の祐輝は食材がどっさり入った袋を両手にもち不満そうな顔で言った。すると同じく五年の冷がイラつくように
『うるせーな、本当はお前1人で行くはずだったんだから我慢しろよ!』
と言った祐輝はそれに反論するように
『別に頼んでねえし来なくても良かったし!』
とイライラしながら言った冷はそれにムカついたのか
『何だと!!』
と買い物袋をもってない手で祐輝の胸ぐらをガシッとつかんだその時に祐輝の頭のゴーグルと冷の少し濃いめがかかった金髪がぶつかったすると5年の由紀が『もう!二人とも止めなさい!只でさえ暑いのに余計暑くなるゎ!!』と言った。その時丸い帽子からチラリと見えるオレンジ色の髪がなびいた。

喧嘩も未遂に終わりやっと落ち着いたと思ったら次は4年のルカが口を尖らせて
『もう!まだバス来ないの!?』。
と先っぽがクルリとした髪をなびかせ言った。
それをなだめるように同じく4年の和紀がバス停にあるバスの時刻表を指差し
『後もう少しでつく予定です。もう少し頑張って下さい。』
と、丁寧な言葉遣いで丁寧に言った。
ルカは
『早くしてほしいゎ、もう何時間待ってると思ってんのかしら!』
その言葉に6年の南が丸いメガネを光らせ
『何時間ってまだ五分しかたってないょ、』
と腕時計を見ながら言った。
ルカはキョトンとした顔で
『あら、そうだったかしら?』
と言ったすると和紀と南はその言葉にただため息をもらした。
しばらくすると
1年の港が無邪気に
『バスだ!バスが来たよ!』
と冷とおなじ金髪をなびかせ走ってきた、その背中には何が入っているのか大きく膨らんだリュックをしょっていた。その後1年の明がやって来て
『あのバス、人乗ってないよ!』
と茶色い髪にピン止めをつけ、言った。
その言葉に祐輝は
『そんな訳ないだろ〜』
と笑いながら言った。しかしバスが近づくにつれ顔がひきつっていった、客が乗ってない!そのバスは祐輝たちのバス停にプシューッと音をたてて止まりドアが開いた。
>由紀は思わず
『乗れってことかしら?』
と言った。

いくら田舎だといっても人の全く乗ってないさらに運転手も乗ってないバスなんてない。皆この奇妙さに買ってきた荷物を落としてしまっている。
メカニックな和紀は仕組みが気になるらしく目を輝かせている。

みんなが唖然としていると南が声を震わせながら
『大丈夫よ!きっと最新式のバスなのょ!!』
と自分に語りかけているのか皆に言っているのかわからない事を言った。
祐輝は
『あ〜!!こんなトコでじっとしてても何にもなんねぇ!!』
と言いバスに乗り込もうとしたそこに冷が祐輝の肩をつかみ
『何する気だ?』
と聞いた。祐輝は
『何ッてバスを調べるんだよ!』

祐輝は力強く言った『そんな!危険よ!』 と由紀が止めると祐輝は意志を変えることなく、
『大丈夫だって!!少しだけだから!なんかあった時の為にお前らは待っててくれ』
そう言い残すと祐輝はバスに入っていった。
『うーん、変わった所はないなぁ・・』
と少し残念そうに言った。すると後ろから
『どうだ?何か変わった所あったか?』
と冷が入って来た。祐輝は
『お前ら来るなって言っただろ、』

『お前ら?大丈夫だって由紀達はおいてきたから!』

と言うと祐輝はため息をつき冷の後ろを指差した。
『ん?』
冷が振り返るとそこには由紀達が苦笑いを浮かべながら立っていた。
『お前ら!待ってろっつただろ!』
冷は呆れて言った。ルカは
『だって〜私たちも気になるんだもん』と言った。その時ガッコンと鈍い音が鳴った。
『たっ大変です!バスが動いてます!しかも凄いスピードで!』
和紀は慌てて祐輝たちに言った。
『何だって!?』
 

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