虹色鎖守片朱

□これが夢だったなら
2ページ/2ページ

『言葉』


朝に父の機嫌を損ねると

すぐに責めてくる。

自分が悪いだろ
と言って

時間を気にせず学校へ行かす。

学校まで、ワタシが何を考えて行くと思ってるの?

死んでしまえば楽なのに

学校サボれば楽なのにって。

何度も思った。

けど、それじゃ家に闇がやってくる、

そう思って考えた事を無にするの。

だから、ふと思い出すと

涙が止まらなくなる。

父さん、母さん。

早く楽にして、もうもたない。

家が少しでも落ち着く場所であって欲しいんだょ。

だから、早く、ワタシをこの連鎖から解いて――…
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ