虹色鎖守片朱
□これが夢だったなら
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『言葉』
朝に父の機嫌を損ねると
すぐに責めてくる。
自分が悪いだろ
と言って
時間を気にせず学校へ行かす。
学校まで、ワタシが何を考えて行くと思ってるの?
死んでしまえば楽なのに
学校サボれば楽なのにって。
何度も思った。
けど、それじゃ家に闇がやってくる、
そう思って考えた事を無にするの。
だから、ふと思い出すと
涙が止まらなくなる。
父さん、母さん。
早く楽にして、もうもたない。
家が少しでも落ち着く場所であって欲しいんだょ。
だから、早く、ワタシをこの連鎖から解いて――…