〜第二幕:人間界〜

□第九章:覚悟
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『君を守り、側にいて共に生きていく。』


オレがそう誓った心に嘘はない。

しかし、君を守り抜くにはまだ己の強さが足りない。



…いや、言い訳だな。

巻き込みたくないという気持ちがいつも先立つ。


妖狐として生きてきた時から、自らのリスクが少ない選択肢を選んで来た。

中途半端に君から離れて、その結果傷付けてしまった。



足りないのは、命を懸ける覚悟。





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