04/15の日記
02:29
【フィジカリティ】終わりより少し前のかたつきさん【りっくん】
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※追いかけさんのことをりっくんと呼んでおります
リクルートのりっくん!
そして安定の考察込み。
かたつき「ふえぇ……ここ、やだなぁ。ねえねえ、りっくん、ここ怖くない?」
りっくん「では貴方は来ないでいいです」
かたつき「あぅ……」
りっくん「来ても何の役にも立たない、むしろ足手まといでしかないでしょう貴方。ここに積まれた書類の山が貴方の無力さの証明です」
かたつき「ふえぇ……僕、でも、まだ子供だもん……難しいこと解んないもん」
りっくん「自分を良く見ろよ、アンタ……この世界でも僕と大差ない体格しているだろ。確かに多少幼くなったのは認めますが、それでも小学生云々の言い訳は僕には通じませんよ。だいたい貴方、退行したってそれただ逃げているだけじゃないですか」
かたつき「……ち、ちが……僕、僕まだ子供で……大人の記憶なんて」
りっくん「じゃあなんで仕事の夢を見る? 丸々記憶を失って子供に戻ったわけじゃないだろう、この夢の世界に僕がいるんですから。貴方は覚えているんだ、覚えている上で、子供の頃を思い出しているだけだ」
かたつき「ふ……うぅ……」
りっくん「そもそも幼児退行も中途半端なんですよ貴方。これみよがしに精神を病んでますってアピールがわざとらしくて、鬱陶しい」
かたつき「うわぁぁああん!」
りっくん「うわっ」
かたつき「ひぐっ、う、わぁぁああああああ! り、りっくんやぁあああああああ!」
りっくん「わ、こら抱きつくな! しがみつくな! 子供かアンタ……チッ、子供か」
かたつき「子供だもん! 僕子供だもん!」
りっくん「あーもう解りました。解りましたから黙ってください。ったく、体格そう変わらないってのがムカつく……」
かたつき「……うん、黙る」
りっくん「随分物分りがよくなりましたね……ん?」
かたつき「うん?」
りっくん「いえ、いや……まさか、そういえば貴方、もう」
かたつき「なぁに?」
りっくん「貴方、アレ、全部集めました?」
かたつき「あっ、アレ? えへへ、うん、集めたよ」
りっくん「……じゃあ、貴方」
かたつき「うん? どうしたの、りっくん」
りっくん「貴方、もう」
かたつき「どうしたの? ねぇ? ねーえー? あはは」
りっくん「……」
かたつき「あっはっはっは! 何怖がってんのぉ? スーツのお兄ちゃん、なっさけなーい」
りっくん「……は、離れ」
かたつき「情けないなぁ、僕より歳上なんだよ、りっくん。僕ね、まだ子供だから。小学生だもん。ああでもあの子と遊んだのは中学だし、あいつと会ったのは高校だけどぉ」
りっくん「この……やっぱり僕の言った通りじゃないか」
かたつき「あーあ、お前ってさぁ、会った記憶ないのになんか僕全部覚えてるんだけどぉ」
かたつき「最っ高にうぜぇから、死んでくれねぇ?」
記憶を失ったふり。
子供に戻ったふり。
でも現実の年齢まで精神が持ち上がったわけでもない。
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