ふたりだけの海 〜マイナス〜

□君が愛しいから嫌なんだ…
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「ねぇ王子」


「ん?どうしたの?」



姫が倒れてから3日が経ったが、すっかり姫の体調は回復していた。髪の色も完全に元に戻っていた。




「あのね、下界の皆さんに果物を持って行こうと思うの。森へ行ってくるわ」


「もう体は平気なの?」


「えぇ、もう全然大丈夫ですわ」


「そうか。じゃあ私も行くよ」


「ありがとう」






王子と姫は支度をして、一緒に森の奥へと入って行った。


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