王妃が望んだままに生まれてきました女児は,白い雪の名を与えられました。
姫は,成長するたびに美しさを重ねていきました。
国で一番美しいと信じていた王妃は,美しくなってゆく姫に嫉妬をいだきました。
姫が7歳を迎えた頃,王妃は一番信頼する魔法使いに「国で一番美しい女性は誰か」と問いかけました。
魔法使いは,「白い雪の姫が国で一番美しい」と答えました。
王妃は怒り,姫を城から追い出そうとしました。
しかし,賢い姫は王妃の策略にははまりませんでした。
それから10年の月日が流れた頃です。
姫は王妃から送られた毒のリンゴを口にしてしまいました。
そのままかえらぬ人となった姫は国王の願いにより,森の奥に墓が建てられることになりました。
そこは,7人の小人が住むとの噂がある森でした。
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