アメジスト(闇の末裔)

□死神は幸せな夢を見るか
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〈死神は幸せな夢をみるか〉 都筑×密



ここから先はBL小説です。
暴力的表現や、性描写が苦手な方は回れ右!
閲覧は自己責任でお願いします。






ハッ・・・・・ッ・・ハッ・・・ンァッ


密「ッ・・・ゃ・・・・やだ・・・いやぁっ!!」

都筑「おいっ、密!」

ガバッと起き上がると、ハァッハァッと自分の荒い息が静かな部屋に響いた。


都筑「密・・・かなり魘されてたけど平気?」





ドクンドクンと鼓動が速くて、胸に手を当てなくても心音が聞こえる。

都筑「・・・・・・密?」

密「えっあぁ・・・うん・・・・俺さ、何か言ってた?」

あの夢を見たときは、苦しくて魘されて寝言を言ってるかもしれない。



都筑「・・・・・ああ、苦しそうにヤダって言ってたよ。邑輝の夢?」

コクンと無言で頷くと、都筑は俺の頭を優しく撫でてくれた。


あの夢を見ると、掛けられた呪詛が体中に浮かんできて、体が熱い。

着の身着のまま寝てしまっていた俺たち。
俺の白シャツのいたる所から、死へといざなう黒いモノが見えた。




死してもまだ邑輝の呪詛に囚われている。
ジワリと込み上げてくる涙が零れないように少し上を向くと・・・


悲しげな、都筑の紫瞳と目が合った。


密「・・・っ都筑ぃ・・俺っ」

堪えていた涙が零れる。


都筑は俺の涙を指で拭うと、頬にチュッとキスをした。

ふっと微笑んだその顔には、優しさと切なさが入り混じっている。


俺は都筑の腕にしがみついて、キスを強請る。

都筑に抱きしめられながら唇を塞がれて、すぐに舌が入ってきた。
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