タンザナイト(07-GHOST)

□深海に潜む罠
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〈深海に潜む罠〉


この小説はBL裏小説です。苦手な方は回れ右!!閲覧は自己責任でお願いします。





ここはホーブルグ要塞ブラックホーク執務室。


いつもは、ワイワイみんなで仕事をしているこの部屋に、今はオレとヒュウガ少佐しかいない。

今日はアヤナミ様も、カツラギ大佐も、クロユリ中佐+ハルセさんも、コナツさんも、
それぞれの仕事があるらしく誰も執務室にこない。
(たぶんコナツさんは、ヒュウガ少佐の代わりに仕事してるんだと思うけど…)


オレはアヤナミ様付きのベグライター。
こないだ、陸軍学校を卒業したばっかりの新米ピチピチ!
今日だってアヤナミ様について行きたかったけど、ヒュウガ少佐だけじゃ仕事が終わらないからね。

オレは、ちゃーんと仕事もお留守番もしてたよ。

アヤナミ様の代わりに書類に目を通して、ハンコ押して、提出するのとファイリングするのと分けたり!!

遊んでたのはヒュウガ少佐だけなのに、何でこんな事になったんだろう…。




ヒュウガはいつも仕事をしないで遊んでいる。
デスクワークすると、人を斬りたくなっちゃうんだって呑気に言ってるのを聞いたことがある。
まあ、案の定ヒュウガのベグライター:コナツさんに怒られてたけど。

だから、デスクワークの時はホントにジャマって感じで、オレは心の中では「ヒュウガ」って呼び捨てしてんの!

それは、オレがやってた書類の整理がひと段落したのでお茶でも淹れようかと思い給湯室へ。
給湯室は、執務室の隣にあるのに、1度廊下に出てからじゃないと行けないからちょっとめんどいけど、ブラックホーク専用だけあって設備もバッチリ揃ってて豪華だ。


ヒュウガと自分のコーヒーを淹れるため、ドリップの準備とコーヒーカップの用意をしていたオレ。
カタンと物音がする方を見ると、いつの間にかヒュウガが給湯室の入口に立っていた。

少佐は真っ黒なサングラスをしているので、いつも表情がわかりずらい。
口元を見ると笑っているようだけど…。

 テ「わぁっ!!少佐!ビックリさせないでくださいよっ!今、少佐のコーヒーも入れますから待っててくださいっ!」

喋りながら、コーヒーメーカーに水を注いで後は待つだけ。
フンフンと鼻歌を歌いそうな雰囲気で、コ−ヒーが落ちるのを待っているとケツをペロンと撫でられた。

えっ?と振り返ると、ヒュウガはオレの真後ろに立っていた。


(気のせいか…?)
ヒュウガが、オレのケツを触るはずがない。

恥ずかしい話なんだけど、オレはアヤナミ様と・・・。
男同士だけど、ほぼ毎日のようにSEXをしている。
恋人ってゆー関係じゃないけど、オレが他の人に触られるのすっごく嫌うんだ。

まぁ、それをブラックホークの人たちはみんな知っているから、オレに手を出してくるなんてある訳がないんだよ。
だって、アヤナミ様は怒ると怖いんだ。


と、考え「どうしたんですか?」と口を開いた瞬間。
ヒュウガがオレの唇を塞いだ。

えええぇぇ!?と声にならない声を上げたオレは瞳を見開いたまま、動けなくなっちゃうぐらいビックリした。
茫然としているオレはふざけてんのか?、からかわれてるのか?と考えてみるけど、全然わからない。

そんなオレにはお構いなしに、ヒュウガが舌を入れてくる。
ピチャピチャと水音が響く。

息が苦しい。
ヒュウガから逃れようと、体を捩じったり捻ったりいろいろ動いてみるけど簡単に捕まってしまう。

ほんの少しの隙間から声が漏れた。
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