Novel

□第二章
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SIDE:Kaya-play-


みんなに副会長になることを告げてから1週間が経つ



僕が生徒会入りしたという噂が流れていないところを見ると、誰かが情報を操作しているようだ。(そうでもしない限り、この閉ざされた環境に餓えた生徒達から、プライバシーを守るのは不可能だからだ)


そして、僕の周りでは今まで副会長が欠けていたために延ばし延ばしになっていた生徒会の任命式が近々行われるということで、かなり浮き足立っていた。


話題は適任者無しとされていた副会長の任に誰が就くのだろうというもので、特に害はなさそうなので朔夜達も放っておいている。






ピンポンパンポーン♪





『生徒会から、全校生徒に知らせがある。今日午後の授業を変更し、生徒会の任命式とする。繰り返し連絡する・・・・・・』





あまりにタイムリーなハル兄の放送に、クラス中が騒がしくなった。
隣にいた悠希を見ると呆然としていたので、おそらくハル兄の独断で決められたのだろう。



「なんや今の放送!?かいちょは聞いてたん?」

「いや、おそらく今日の会議で決められたんだろう」



会長も知らないうちに、今日の任命式は決定されてたって・・・どんだけマイペースなのさ、ハル兄は・・・・・・
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