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□宇宙人はやってきた。
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うみょーんうみょーん…
奇妙な音が聞こえてくる。
「!あれが地球っていうやつ!?」
「うん。そーだよ。」
「なんかすごくちっちゃいよ?これなら、侵略なんて、楽チンだと思うけど…」
「そうかなぁ。地球人は、凶暴って聞いてるし、わかんないよ?」
そういうと、話をしていた二人は、窓の外を見た。「なんか、楽しみだね!」

★1
「ふにゃふにゃふにゃーン♪ふにゃふにゃーン❤」
そんな変な歌が聞こえてくるのは、とある少女の部屋だった。宿題など放っておいて、最近流行っているゲームをしていた。
「おし!後この1面でクリアだっ!」
そんな事を言い、ゲームをやり続けていた。ピコピコピコ・・・・
少女―佐藤カナは、その音に一瞬反応して、窓のほうを見た。何もない。
カナは、再びゲームの画面に目を落とした。ピコピコピコ…
また聞こえてきた。カナは(集中できん…)と思い、ゲームの音を消した。これはたぶんゲームの音だ。そうに違いない。絶対そう。
だが、その不思議な音は、だんだん大きくなってくる。「なっ…なにこの音…まさか…ゆっ幽霊!?」
ピコピコピコピコピコ…
「な!なにぃ!?」
ピコピコピコ…
カナが、ゲームなど、投げ出し、布団に隠れようとして、窓の外を見た。
カナはフリーズした。驚きで、体が動きません。なんと、UFOがいたのだった。
びっくり。UFOって…
たしか、中から、目のでかい、変な生命体(宇宙人)が出てくる奴じゃ…
「き…」
きゃぁぁぁっぁあ
と叫ぶ予定だったのに、口をふさがれた。
「ふぁれ!?」(訳:誰?)
上を見た。カナの口をふさいでいたのは、未来型スーツ(?)を着た、明らかに、年上のお姉さんだった。
「突然ごめんねぇ。ちょっとエンジンがトラぶっちゃってさぁ。」
そういうと、お姉さんは、口を解放してくれた。「ふふぁ!…苦しかった…」
空気をたっぷりと吸い込み、お姉さんに問いかける。
「あの・・・あなたは誰ですか?」
お姉さんは、「ああ。」といい、「もう来ていいよー。水月(みな)―。もう出てきていいよー。」と、窓の外にあるUFOのに向かって、誰かを呼んだ。
すると、UFOの窓?がふしゅー。という音を出しながらあいた。
「はふ…外の空気…不味…地球のトウキョウの空気って汚いんだね…まぁいっか。」
窓から出てきたのは、これまた未来型スーツを着た少女だった。
「水月。ほら、ごあいさつごあいさつ。」
お姉さんが少女にそういうと、少女が「いたんだ」と小さくつぶやいてから、笑顔を浮かべた。

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