「青少年保護育成条例」。 これは法律ではなく条例です。よって、決めたのは国ではなく県(地方)です。ですから、県ごとに微妙な内容の違いはありますが、根本的な部分はほぼ同じと考えて下さい。 条例の目的、というか存在理由ですが、名前の通り「青少年(未成年)を守る為の条例」です。 未成年を何から守るか? それは、未成年にとって有害であると判断されるものから、です。 場所、事柄、物品関係なく、有害なものからです。 この条例が何故、サイト運営にあたって重要なのか? これは、訪問者よりも管理人にとって大切な心構えなので、よく覚えていて下さい。 運営するだけでなく、閲覧している時に、15禁(R15)・18禁(R18)という注釈がある作品を目にされる事もあるかと思われます。 説明するまでもないでしょうが、15禁は「15歳未満閲覧禁止」18禁は「18歳未満閲覧禁止」という意味です。 表記だけでなく、サイト毎の必読に、きちんと明記しているところもかなりあります。「〇歳未満のお客様は、閲覧しないで下さい」……という風に。 それだけでなく、該当する作品にはパスワードを設定し、更にパスワードをメールで請求しなければ、パスを教えてくれないサイトも多いです。 せっかく来た訪問者に、なんで手間をかけさせるんだ?……そう思ってはいけません。 これは、条例を守る為の、当たり前の措置なのです。 むしろ、パスなしで公開している方が非常識……とも言えます。 何故なら、法律でなくとも、条例にも罰はあります。違反行為の内容と照らし合わせ、罰金刑が課せられるのです。 勘違いしてはいけないのが、この罰則は閲覧者側ではなく、無防備に公開した側、つまり管理人に課せられる、という事です。 「サイトを運営していて、条例で罰せられたなんて聞いた事ない」……そう思う方も多いでしょう。 はっきり言って、私も聞いた事ありません。 ですが、守るに越した事はないのです。 法律と同じです。違反ならば正しましょう。「みんなやっている」は通用しません。 |