アズライトマラカイト
□比嘉
1ページ/3ページ
ブロロロロロ
この音はなんだろうか
なんだか酷く体が揺れている気がする
っていうか狭い
視界の端には紫色
ああ、そうです。
ヘリコプターに連れ込まれたんだ
遡ること一時間前
私は立海から転校してきてもう一年とちょっと……また比嘉中でテニス部のマネをしていた
なんだか…すこしでも繋がっているという実感がほしかった
立海のみんなとは仲が良かったしね
木「夏希さん、急遽ミーティング始めるんで来てもらえませんか」
夏希「あ、わかった!」
比嘉の皆ともそれなりに仲良くなったと思ってる
平「やー、遅いぞー」
夏希「凛たちのタオル干してたんだからしょうがないでしょ!」
甲「へーく(早く)、ミーティング始めよー」
木「まず、立海の幸村君から連絡がありました」
夏希「せ、精市から?」
木「ええ。夏希出さないとゴーヤ食わすよ…と」
「「「……」」」
ええええええええ!?
沖縄県民にゴーヤで脅したの!?
なんで誰も止めなかったの!!!
木「理由は…」
.