ツバサT
□Knight and princess holidays
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「小狼遅いな〜」
ふんわりとした服にクォーツとダイヤのネックレスが光る。
そう、サクラは玖楼国の姫だ。
けれども、今日から一週間。
異世界から戻った小狼と旅行に行く事になった。
勿論、2人きりでだ。
だから、サクラは、一週間分の宿代と着替えを持っていく事になった。
だから、今日が出発日だ。
けれど、小狼はその一週間の為に体力温存をしていた。
「サクラ」
「!小狼〜
お、遅いよ?」
「ごめんごめん。
ちょっと、ファイさんたちにね」
「そうなの?」
「ああ」
「じゃあ、行こう?
父様の手配したくれた乗り物があるから」
「わかった」
城から城下に続く階段を2人で降りる。
けれど、今日は異国からの訪問者が多くとくに男性訪問者はサクラの方に視線が行ってる。