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□コジロウだって獣を飼っている!!
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ニャースに、はっきり言われてコジロウの顔は真っ赤になる。
「ワワワワワワ。
ムサシに聞かれたらどうするんだよ?」
「大丈夫ニャ。
あの爆睡様はドゴームが十匹居ても起きないニャ。
それよりもおミャーもニャンなのニャ?」
「良いだろ。
今は勤務時間外だ。」
「そうじゃニャくて。
デートと言うのは恋人同士でするものだニャ。
ニャーの記憶が正しければおミャーらはそんニャ雰囲気は。」
「ああ、そうだな。
その………告白は難しくて。
だからさ。」
照れながらも真面目に答える。
「明日は久々の二人で買い物。
だからムサシには、楽しんでもらいたいんだ。
二人きりで幸せな時間を過ごせるように頑張りたい。」
おずおずと、まるで初恋体験中の少女のように話すコジロウ。
そんな彼にニャースは。
「……………………F だニャ。」
「えっ。」
「このFプラン。
美味しいケーキを食べるのが良いと思うニャ。」
「ニャース………………ありがとう♪」
そう言いニコニコして寝床についた。
そんな幸せそうな仲間を見て、ニャースは一回肩をすくめるともう一回月を仰ぐ。
「お願いニャ。
明日は成功させてあげて欲しいニャ。」
そう言いニャースも眠りについた。