図書館

□京都に行って思いつきました。
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「役柄を説明するわね。


ヒカリんは新撰組が守るお姫様。


そしてあなたは、女である事を隠して新撰組に入隊した隊士、ってコトね。」

「だから私、男装なんだ。


さらしで胸潰して息苦しい。」

「似合ってるからいいじゃない?


でも後で髪を結んで化粧落として貰うわよ。」

「えー!女優なのにスッピン………。」

「女優だからこそよ。


どんな役にも対応出来なきゃってコトね。」

「わ、分かったわよ。」

「それでね。


お姫様と隊士は、一人の男性を好きになるの。」

「つまり三角関係。」

「そう♪その方が盛り上がるってコトね♪」

「コトネはそう言うドラマ大好きだからな。」

「なあ、三角関係って何だ?」

「ジャリボーイは黙っているニャ。


つまりニャー達は、同じ隊の仲間かニャ?」

「そう言うコトね♪」

「で、コトネ。
その相手役って?」

「そうよ。演技の相手によって女優の輝き方も違うのよ。」

「それは…………あー♪来た♪」


コトネの声に反応して二人とも相手役を確かめる為に振り向く。




そこには。


「ごめん。ポケモン達の世話が大変で。」


二人がよく知っている細目の少年が居た。
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