図書館

□瞳に映っているのは?
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そして全員で遊園地に。
もちろんローズ以外は全員変装もとい私服を着ている。

ニャースに至ってはポケモンと言う事で連れて行きモンドのリュックに入っている。


「ここです」

「お〜♪凄いな♪」

「私もここに来る時に噂を聞きましたが規模も人気も凄いみたいですね」

「でも今日は運が良く人の数も多く無く並ばずに乗れそうだニャ」

「よ〜し♪フリーパスって事で乗りまくるわよ♪
モンドちゃん、本当にありがとう♪」

「////////////…………いや、その…………」


嬉しそうに笑顔でお礼を言うムサシにモンドは照れてしまう。




その様子をコジロウは少し面白くなさそうに見ていた。


「あの………コジロウさん」

「えっ!あっ!すみません。ぼーっとしてしまって」

「いえ、それは。
それよりムサシさんって好きなんですね」

「ち、違いますから!」

「えっ………………」


突然コジロウが慌てる。


「たしかにムサシとモンドが仲が良いけどそれは後輩だから。
それにムサシは嬉しい時は嬉しいと言う気持ちを素直に表すんだ。まあ、辛い時や悲しい時は言ってくれないのが難点だけど………」

「いえ、そうじゃなくて」


ローズが少し苦笑して答える。


「ムサシさんは遊園地が本当に好きなんだなって」

「あっ、そっち」


コジロウが胸を撫で下ろす。


(俺、何を考えて…………)

「コジロウさん?」

「あっ、そうですね。ムサシは遊園地が大好きなんだ。
この前もバイトで来たのに遊びたいって行って大変だったし。
あっ、でも、ムサシって遊園地好きなんだけど意外にも………」

「ちょっと!そこの二人!」


ムサシの声がしてそっちを向く。

ムサシは間髪入れずに喋り始めた。


「さあ♪ここで解散♪」

『えっ?』

「せっかく会えたんだから二人で喋りたいでしょう?
私はモンドちゃんと回るから」

「えっ!せ、先輩…………」


モンドが何かを言う前にムサシはモンドを引っ張って行ってしまった。

コジロウから離れるように歩き続ける。


「………………ムサシ先輩?」

「これで良いのよ」

「えっ!」

「あの時コジロウ後悔してたから。
だからこれで……………」


モンドに言うより自分に言い聞かせてるように聞こえた。


「あの……………………わっ!」

「えい♪今日は二人で楽しみましょうね♪」


笑顔でモンドの腕に自分の腕を絡ませる。
モンドは滅多に無い接近に嬉しさを隠せない。


「///////////////////」

「ニャー!ニャーの事忘れるニャ!」

「し、師匠!」

「あんたは今日はポケモンなんだからそこで大人しくしてなさい!」

「ニャーも遊びたいニャ!」

「仕方が無いわね。
パンフを見てみんなで考えましょうか」


楽しそうに、はしゃぐムサシ。
そのムサシの横顔をモンドは複雑な顔で見ていた。
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