図書館

□仮面の魔法使い
2ページ/15ページ

その日の夜コジロウとニャースは近くの町のパーティ会場に来ていた。


「コジロウ、本当に参加するのかニャ?」

「当たり前だろう。
ここで俺は新しいパートナーを探す」


実はこの町に着いた時チラシを一枚貰った。


それにはこう書いてあった。


『あなたもパーティに参加してみませんか?
そこには新しい出会いが待っているはず!!!』


これを見たコジロウは参加すると言い始めたのだ。


「でも…ムサシが戻ってくるかもしれないし…」

「さっき聞いただろう。
俺達は解散したんだ」


コジロウは半分ヤケになっていた。


「悪いけどポケモンは禁止みたいだからおとなしく待っていてくれよな」


コジロウはニャース達に別れを言い中に入る。


中を見るとたくさんの人物がいた。


貴族に格闘家にポケモンのヌイグルミ?


実はこのパーティ。
パーティはパーティでも仮装パーティなのだ。


こんなパーティで悪の組織のロケット団のパートナーを探すのは不可能に近い。


「それでも俺は参加したかったんだ」


そう言っているコジロウの格好は白いタキシードにマント。
顔の上半分は仮面をつけている。


本人曰く‘怪盗20面相’をイメージしたそうだ。


「フフフ……完璧だぜ。
ムサシだったらどんな格好するんだろう?
やっぱり……」


喧嘩していた事を思い出す。


「別にムサシの事なんて!
さあ、楽しもう」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ