図書館

□告白
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これ以上騒ぐわけにはいかず二人は相席になる。

「まさか…コサンジがこの町に来ていたなんて」

「コサブロウだ!しかもそれはこっちのセリフだ」

「まあ、元気そうでなによりだ…」

「お前もな…」

「待てよ!コサンジがここに来ているという事は…」

「コサブロウだ!コジロウがここにいるという事は…」

二人の考えている事は一致した。



ムサシはルームランナーで走っていた。

すると隣のルームランナーに誰かが走り始めた。

ふと横を見るとその人物と目があう。

その人物は…
「ヤマト!」

「ムサシじゃない!何でここに」

「あんたこそ!」

二人の間にあるライバル心が燃えた。

『キーーー』

二人ともスピードをあげる。
機械がショートし始める。
それでも二人はスピードを緩めようとしない。
そのうち機械から今度は煙が出てくる。

その時、コジロウとコサブロウが入ってきて二人を止める。

「ムサシ、止めるんだ」

「ヤマト、ストップ!ストップ!」



ようやくムサシとヤマトをルームランナーから引き離し4人は喫茶店に入る。
ムサシとヤマトはまだ息が上がっている。

「まだ息が上がっている…あなたも…もう年ね…」

「何言ってるの?私は…その前に…ずっと…走っていたのよ」

途切れ途切れで言いながらケンカをしている。

「ほら、久しぶりの再会なんだから」

「本当に変わらないな。まあ、たまにはのんびり話でもしようぜ」

「よし、話し合いをしましょう!ヤマト」

「ム、ムサシ〜〜」

「そうね、表に出なさい!ムサシ」

「ヤマト…」

「望むところよ」

コジロウ達が止める間もなく二人が睨みあいながら外に出ていく。

外に出てもまだムサシとヤマトが睨みあっている。

しかし次の瞬間
『アハハハハ…』

「コジロウ達の顔を見た?」

「慌てふためいていて面白かったわね」

「ねえ、ヤマト。女二人でエステに行かない?」

「行くわ」

こうしてムサシとヤマトはエステに向かっていった。
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