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□偶然の出会い
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「ムサシに酒を飲ませたのか?」
「ああ。食べ物を賭けてな。
何かまずかったか?」
「まずいも何もムサシは酒に弱いんだよ!」
「でも酒は好きって言っていたぞ」
「酔っている間の記憶が無いからだよ。
もしかしてさっきニャースが吹き飛ばされてきたのも…」
「一口飲んだ後、飲むのを止めようとしたポケモンを見て
‘ポケモンが喋った!化け物、倒してやる!’と言って殴ったらそのポケモン向こうに飛んでいったんだぞ」
「ムサシは酒癖が悪いからな。あんたも側にいたなら何で止めなかったんだ!」
「突然の事だったし俺には関係ない」
「酒飲ませたのあんただろう」
「あの女が勝手に飲んだんだ。それより今あの女に襲われているのお前のポケモンじゃないか?」
見るとムサシがマネネに詰め寄っている。
「マネネ!」
コジロウが慌てて走っていく。
アオギリは酒を一口飲み
「あの二人、酒の肴にはちょうどいいな」
しばらく二人を傍観する事にした。