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□偶然の出会い
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「ソーナンス、こっちに食べ物がありムサシ達が待っているんだな」

「ソーナンス」

「マネネ、三日ぶりに美味しい物が食べれるぞ」

「マ〜ネネ。マネ?マネマネ」
最初は喜んでいたが途中で何かに気づいたようで慌ててコジロウに何かを伝えようとする。

「どうした?マネネ?
ンッ、何かが近づいて来る?」

そしてそれはコジロウに命中した。

「痛っつー!一体何が飛んできたんだ?
……ニャース!」

それはニャースだった。
目を回し気絶している。

「誰にやられたんだ?
それよりムサシに何かあったんじゃ?」

コジロウは急いでニャースが飛んできた方向に向かって走り始めた。

「ムサシ、無事か?」

しかしそこにはムサシはいなかった。
一人の男が酒を飲んでいた。

「お前は元アクア団のアオギリ」

「そういうお前は…」

しかしアオギリが話している途中にコジロウは掴みかかってきた。

「ムサシは何処だ?
あいつに何をした?」

「落ち着け。あれを見ろ!」

アオギリが指を指した方向を見ると
「I am ウィナー!」

少し離れていた所でムサシが笑ってガッツポースをしていた。
足元には杯が転がっていて半分くらい酒が残っている。

「まさか…ムサシ、酔っているのか!」
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