図書館

□コジロウの不思議な一日
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「うっ…うーん…」

コジロウがゆっくり目を開ける。

周りを見回すとさっきと同じ光景だった。

「何だったんだ?」

するとマネネが何かを言い始める。


「どうしたんだ?」

マネネが指をさす。
さした方向を見ると誰かが来るのに気づく。
反射的に近くの茂みに隠れる。

そこに子どもがやって来た。
帽子を深くかぶっていて顔は見えないがワンピースを着ている事から女の子だという事が分かる。


その女の子は祠の前で何か作業をし始めた。

すると女の子の後ろに少し年上の男の子が現れた。
「まだそんな事やっていたのか」

女の子が慌てて振り返る。

「こんな迷信を信じて馬鹿じゃないか」

「私の勝手でしょう」

「相変わらず生意気な口をきくな。少しこらしめてやるか」

男の子は女の子に近付いて行く。
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