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□愛と青春の距離感
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一通り言いたい事が終わったみたいでコジロウは一息つく。
そして自分が暴走した事に気付いたようで照れながら咳払いする。
そして顔をクール版に戻し再び話す。


「ほら、バイパー教官も言ってただろう。大切なのは‘チームプレイ’だって。
悪の頂点を極める為にも重要だと思うんだ」

「まあ、言いたい事はニャんとなく分かるニャ」


そしてニャースは少し考えアドバイスする。


「ニャーも悪の頂点を極めたくてロケット団に入った身。
それに考えればムサシの事あまりにも知らな過ぎニャ」

「そうだろう」

「良し、こういう作戦はどうニャ?」


ニャースはコジロウに耳打ちする。
コジロウはそれを聞き納得した顔をする。


「それ良い作戦だな。
お前、ただ喋るだけのニャースと思ったら違うんだな」

「何か頭にくると言いたいけど。その前に………。
コジロウ、またいつもと違うニャ。目をキラキラさせて尊敬した目で見てるニャ」

「えっ………」


コジロウが我に返る。
しかし次の瞬間ニャースの爪が顔をひっかく。


「痛い………痛い………何するんだよ!?」

「頭にくる事言ったからニャ」


コジロウは涙目でニャースを睨みながら思った。


(ニャースってこんな奴だったんだ)
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