図書館

□‘裏’ポケモンサマースクール
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とりあえずムサシに真意を確認しよう。


………そう思ったが出来なかった。何故なら……………。


「ムサリンダ様、よろしくお願いします」

「ムサリンダ様、同じ緑組の者です」


ムサシと同じクラスの連中がずっとムサシの側から離れないのだ。


「な、何だ。あの人気は」

「よろしくリン♪オッホホホ……」


ムサシ自身もすっかりいい気になっている。いつも以上に女王様キャラを満喫している。


「コジロウ、そろそろニャー達も開会式の為の準備を」

「わ、分かってるよ」


開会式に行くとジャリボーイ達もいた。
当たり前か。たしかこの主催はナナカマド博士がやってるって言ってたっけ。


入るまで知らなかったけど。ムサシも提案したなら調べて教えてくれればいいのに。


するとムサシの声が聞こえた。


「こんにちリン♪我こそはムサリンダ♪サマースクールのヒロインリン♪」


ムサシの周りには緑組の子達が。
何か凄くムサシを尊敬した目で見てるんだけど。


「ったく。何がムサリンダだ」

「スクールで使うポケモンを密かに頂く事を狙ってるのに目立ちすぎだニャ」


まったくだ。
そしてそれと同時にムサシが少しだけ遠い存在に感じた。
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