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□小さくて幸せな贈り物
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しかし抱きついた感覚は人間の感覚では無かった。


「んっ……」

「ソーナンス!!!」


目を開けるとソーナンスがいた。
コジロウは突然の事に固まってしまう。


「コジロウもポケモンに囲まれて暖かそうね♪」

「マネネ♪」


気づけばマネネも出てきてコジロウに甘えていた。


コジロウはいつもと変わらぬ状況に安心したような悲しいような気分になる。


(ポ、ポジティブだ。ポジティブだ、俺!
好きな人と二人で過ごせるクリスマスイブ。
ポケモンはいるけど人間は俺とムサシ。そう思えばいいじゃないか)


そう思いムサシを見る。


しかしムサシの方を見ると別の方を見ていた。
その視線の先には見慣れた顔が……。


「あれジャリボーイ達じゃないか!」


そして視線を戻すとムサシが何か企んでいる顔をしている。


「ムサシ……嫌な予感がするんだけど…」

「私、いい作戦思いついちゃった♪」
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