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□京都に行って思いつきました。
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「何だかんだと聞かれたら。」

「答えてあげよう。明日の為。」


いつもの三人が集結する。


しかし雰囲気が違った。


「フューチャー。白い未来は‘誠’の‘文字’。」


着ている羽織の背中の文字を見せる。


「ユニバース。黒い世界に正義の‘剣さばき’。」


腰にあるおもちゃの刀を抜く。



「我ら‘京の’地にその名を刻む。」


後ろに有名な寺が浮かぶ。



「一番隊隊長 ムサシ!」

「副長、コジロウ!」

「局長、ニャース!」

『さあ、集え!新撰組の名の元に!!!!!!!!!!!!!!!』


それぞれがポーズをとり後ろでは桜の花が散る。


『決まっ…………。』

「カット!!!!」


突然誰かが間に入る。




その人物は。

「あんた達、何をやってるのよ!?
ちゃんと練習しなさいってコトね。」

「コトネ、そんなに強く言っちゃ駄目だよ。
この人達、悪い人達だし…………。」

「カズナリは黙ってる!!!!」

「……………………はい。」

「大体こうなったのはあなた達のせいよ。
ジョウト紹介の舞台をセッティングしたのにみんな台無しにしたんだから。

責任はとらなきゃってコトね。」

「本当にすみません。
その………あなた達にも出演を頼むなんて。」

「いや………本当に俺達のせいだし。」

「コジロウ、ここは下手に出ちゃ駄目よ!
私達が………女優の私が出てあげるんだから。」

「カズナリも謝らない!!!!」

『すみません。』

「ニャんか、似てる奴らだニャ。」


そこに新たな出演者達がやってくる。


「コトネ、準備出来たわよ。」

「ポチャ。」


ヒカリとポッチャマがやってくる。


ポッチャマはロケット団と同じ新撰組の格好。


ヒカリは和風のお姫様の格好をしている。


「わー♪ヒカリん、似合う♪」

「えっ?そう?
なんか照れるな。」

「ポッチャ!」

「アハハッ♪………ポッチャマも似合ってる♪
凄くカッコいいよ♪」

「ポッチャマ!」

「でもヒカリん。
本当に似合うよ♪
本当のお姫様みたい。




ねっ?サトシ?♪」


気づくとサトシとピカチュウも居た。
二人も新撰組の格好をしている。


「へっ?何が?」

「もーう。相変わらずってコトね。」

「あんた、ジャリンコ組の中じゃ一番ませてるようだけど、このジャリボーイにそんなの無理よ。」

「むー。


まあ、いいわ。今日はターゲットは別だし。

「私を見ながら何を呟いてるの?」

「何でも無いってコトね。


それより、あなた!!!!」

「えっ?俺?」

「何でその格好をしているの?」

「この格好………だって今回はジョウト地方で有名な歴史上の人物の話だって。」

「そうよ。


でもあなたは、違う。
新撰組に殺される浪士役ってコトね。」

「だ、だって。俺が聞いたのは。」

「あの、すみません。


伝えてる途中で喜んで行ってしまって最後まで…………。」

「もーう。カズナリ。
あんたは、いつも。


まあ、いいわ。舞台裏は力仕事が多いからあなたには、主にそれを頼みたいってコトね。」

「そんな!!!!副長を俺がやらないでどうするんだよ?」

「………………ピカチュウ。」

「チュウ!!!!」


コトネに言われてピカチュウが頬袋に電気を溜める。


「分かった。分かりました。


浪士の格好に着替えてきます。」

「コジロウの背中に哀愁の色を感じるニャ。」

「それで、コトネ。
私達は何をやれば。」

「そう。台本も貰って無いぜ。」

「ニャーは何役だニャ?」

「メインは私よね。」

「そういうコトね。」


コトネがあっさり認める。


「同時にヒカリんもメイン。」

「わ、私も!!!!」

「ちょっと!何でジャリガールなのよ?」

「だ・か・ら♪」


コトネの口から舞台のあらすじが語られる。


「男装した新撰組の女剣士と姫の二人に惚れられる、とある隊士の話ってコトね♪」
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