図書館

□遅れてきたハロウィン
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『Let´s a ハロウィン♪』


少し時期外れかもしれないがそんな声が聞こえる。




もちろんそう言ってるのはロケット団。


「ハロウィン♪ハロウィン♪」

「ムサシ、嬉しそうだな。」

「当たり前でしょう。
今日はお菓子食べ放題の日なんでしょう♪」

「その認識はどうかと思うニャ。」

「まあ、正しいと言えば正しいし。
実際これから行く町は仮装をしてれば祭りのお菓子は食べ放題。
もちろん参加は自由。」

「仮装もとい変装が得意な私達には余裕ね。
なら、たくさん食べるわよ♪」

「楽しもうな♪」

「まあ、待つニャ。」

『ガクッ。』


盛り上がる二人にニャースは冷静に話しかける。


「な、何よ〜。」

「変装と言えども得な変装をするニャ。」

「変装じゃ無くて仮装なんだけど…………って、得な変装って何だ?」

「これニャ♪」


ニャースがチラシを出す。




そこにはこう書いてあった。


‘町で開催されるイベントに優勝すると何でもお望みの仮装を。’


『お〜♪♪♪♪♪♪』


二人が歓喜の悲鳴をあげる。


「私、姫♪
世界一美しい姫♪」

「俺もカッコいいのやりたい♪」


そう言うとそのイベントに向かって一直線。

呆然としているニャースが残る。


「たしかに仮装し放題だけど。
ニャー達は変装グッズで何とか。


注目したのは二位の仮装補助金ニャんだけどニャ。


ニャんであいつらは人間で欲深いはずなのにこう言う事に関してはニャーより駄目と言うか………………ニャんと言うか。」


そんな事を呟いている間にも先に行った仲間を慌てて追いかけた。
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