図書館
□無意識な日々
1ページ/13ページ
ここはロケット団のアジト。ここでムサシ達は休んでいる。
「はあ〜」
その中でムサシの様子がおかしい。
ソファに座りぼーっとしている。
(何かおかしいな、私)
どうやらおかしいと言うのは自分でも分かってるようだ。
何がおかしいかと言うと。
(最近胸が苦しくてドキドキする。
何かおかしい。………風邪かしら?)
彼女がそう考えたのには理由がある。それは後で語る事にしよう。
そして彼女の考えは半分当たっていた。何が半分かと言うと病気と言う点だ。
しかしこの病気、治す薬が無い。いわゆる‘恋の病’だ。
ムサシも経験があるせいかそれは頭の隅では認識している。
だが認めたく無かった。自分の気持ちを。
代わりに原因を作ったそれに向かって睨む。
(あれもこれもそれもあいつのせいよ)
ムサシはリングマをも震え上げさせる目付きで睨む。
その視線の先に居たのは………。
「マネネ、もう大丈夫だ。
マスキッパは噛みつかない!」
コジロウがいた。ムサシの視線に気づかず自分の愛ポケと遊んでいる。
(これも数日前……あいつが……あんな事を………)
その日の出来事をムサシは思い出す。