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□小さくて幸せな贈り物
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今日はクリスマスイブ。
ロマンチックと言う言葉が似合う夜。



カップルならワイン片手にラブラブな雰囲気を作るのも悪く無いだろう。


普段悪の活動に励んでいる彼らもこの日だけは人並みの幸せの空気に包まれる…………はずだった。


その中の一人、コジロウは幸せな顔をしていなかった。
しかし悲しい顔でも無い。


片眉をピクピクさせひきつった笑みを浮かべている。


(何故………なんだ?)


「これ美味しいわ」

「俺の取るなよ」


目の前で様々な会話が飛び交う。


(何故こんな事になった?)


「新しい料理が出来たぞ」

「はい、ピカチュウ」

「ピカピ!」

「ニャーにも分けてニャ」

「私も欲しい!邪魔よ、ジャリボーイ」

「俺も食べるんだ」

「……………………」


コジロウは心の中で絶叫する。


(何故ジャリボーイ達と一緒にクリスマスイブを過ごしているんだ!!!!!!!)
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