図書館

□お見合い
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「コジロウなんて大嫌い!!!!!」


ムサシが怒鳴る。




普段はコジロウが謝り喧嘩は終わり。




しかしその日のコジロウは頑固だった。


「悪いのはそっちだろう?」

「もういい!!!」


ムサシは奥の部屋に飛び込んでしまった。




コジロウも気持ちを整理する為に外に出る。






一時間後。


「ただいま。」

「コジロウ、大変だニゃ。
ニャーは止めたんだけどニャ。
ムサシの奴意地を張ってしまったニャ。」

「ニャース、落ち着いて。
一体何が?」


ニャースが紙を渡してくる。




そこには、



‘実家に帰る!!!!’

と書いてあった。


「………………ニャース。」

「ニャッ?」

「実家って何だ?」

「分からないニャ。


でも大きな鞄を持って出ていったニャ。」





そして更に一週間後。


「ムサシ、帰ってこないニャ。
捜索願いを出すかニャ?」

「悪が警察に行ってどうするんだよ?


ムサシの事だから何処かで逞しく生きているだろう。


さあ、二人ででもピカチュウゲットの作戦を立て…………。」


その時だった。
アジトの電話が鳴る。


「ムサシか!!!!???」


ワンコールでコジロウが出た。
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