07/30の日記

10:28
ヤンデレヒロインA
---------------
なんとなく嫌な女じゃった。山吹・南の彼女でマネージャーの夏木 朱音。


練習中、ずっと南にベタベタと離れん…いや、練習中だけじゃのうて飯や休憩、自由時間もずっと一緒。

南は、ただ『仕方ない』と言う顔をしているだけ。山吹も止めん。

じゃが、俺のイメージは間違ってとった。

“嫌な女”じゃなかったんじゃ…




































南はいつもリストバンドをつけちょる。ただ、時々、球を打つ度にほんの少し顔を歪める。

腕を痛めたんか?

そう思って南に腕の事を聞きにいった。夏木はドリンク作りでおらんかった。



仁王「南、腕痛めんか?
球を打つ度に顔が歪んでるぜよ?」
南「ッ!?
そ、そんなことないぞ?」
仁王「そんなことないわけないじゃろ。
ほれ、腕を見せんしゃい!」



無理矢理、南の右腕のリストバンドを外したとき、俺は目を見開いた。


―うっすらと朱に染まった包帯



『アンタ、私の健に何をしてるのよ!
離れなさい!
健に触るな!
健に近づくな!
寄るな!
見たなら分かるでしょ!?
健は私のものなの!』
南「…朱音。」



“見たなら分かる?”


あの女…


“嫌な女”じゃのうて“危険な女”じゃ。



仁王視点。我慢できなくて南の手首にリスカしたヒロイン。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ