*BLEACH*

□Act.0
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「はやくしろ、一護!」
「うるせぇなぁ。わぁってるよ」

死神代行、黒崎一護は市街地を走り抜けている。
その前を走る制服姿の少女。死神、朽木ルキア

「どこだ?」
「角を曲がったところの・・・空き地だ!」

一護は角を曲がる。その先に見えた空き地。そこに白い仮面を被った異形の化物<虚>がいた

「いた!ほろ――――」
「ギャアアァァ!!」
「!?」

突然虚は悲鳴をあげて崩れ落ちた
そしてそこに立っていたのは、死覇装をまとった1人の女
腰までとどく闇のような紫色の髪。深く暗い海のような藍色の瞳をした女が斬魄刀を手に立っていた

「誰だ!貴様は!」
「来るのが遅いね。そんなんで町を守れるの?」
「んだと、テメェ
「待て、一護!!」

ルキアは一護の前に手をだして止める

「貴様は何番隊の所属だ!」
「答えるつもりはないよ。じゃあね」

女は背を向ける
その行動にルキアは驚き、またも問いただす

「ま、待て!!尸魂界の指令ではないのか!?私を捕らえにきたのでは―――」
「何のこと?」

まったく心当たりがないように答える女
それでもルキアは真実を確かめようとする

「何のことだと?貴様は私を連れ戻すために現世に来たのではないのか!?」
「・・・私は尸魂界とは何の関係もないよ。それ以前にあなたのことなんて知らないし」
「そ、そうか・・・」

ルキアは安堵したのかその場に座り込んだ

「もういい?」

答えを待たずに女は去った

「なんなんだよ、アイツ・・・。ルキアは知らねぇのか?」

返事が返ってこない

「ルキア!」
「!?」

ルキアはハッ、と顔を上げ立ち上がる

「大丈夫か?」
「すまぬ。少し考え事をしていた。今のことは忘れろ」
「さっきのって・・・・・連れ戻すってことか?どうゆうことなんだよあれ?」
「貴様には関係のないことだ!!」
「ルキア・・・?」

(駐在任務期間の1ヶ月はすでに過ぎている・・・。いつ追っ手が来てもおかしくわない、か・・・・・)
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