<拍手、連絡、ありがとうございました。>
<各種返信はblogにて。>






「ってなわけで、友達が来ちゃうかもしれないんですよ・・・・」

「・・・・うーん。私と君の話を合わせれば、多分というよりもれなく来るんじゃないかな。今日とは限らないけど」

「デスヨネー」

今日は日曜日。
私は元就氏に今までの経緯を話し、元就氏も同様に私に経緯を話してくれた。
香ばしい香りと、湯気がほかほかと立つ緑茶(元就氏が煎れてくれた。元就氏の家事の腕前は、最近メキメキと上達してる)を前にしても、互いの話を聞くと、思わずため息が口から漏れた。だって、ねえ・・・・。
飼い猫のツミレだけが相変わらず暢気。日当たりの良いベランダ付近で昼寝してる。

「あー、もう。普段だったら東京駅の丸善に行けてたのにーっ!」

「惜しいことだね。君から建物のほとんどの場所が書物を売っていると聞いていたから、私もとても楽しみだったんだけれど・・・・」

と、言いつつも元就氏は笑みを絶やさない。
『困った困った』と言いながら(でも全然困ってるように見えない)、頭をかいて苦笑っている。
ドーン!としてはないけど(むしろホワホワしてる)、この人なら何とかしてくれる。
そんな切実な希望に、藁ならぬスズランテープにすがりつく思いで、私は元就氏に無茶ブリをした。










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