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□Crimson Lake
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「はい、しゅっぱーつ」

再び荷物を抱えた6人とレイファが出発した。

目標としては今日中にインディナ地区に入りたいところだ。


レイファの治療もあり、元気になったフィオラは軽々と荷物を持っていた。


「はい、歩きながら聞いてねー今日の予定」

何人かから返事返ってきた。

よろしい、と頷く。

「最初にハーべル最南の街に入って一休み。で、そこからは休みなしでミタね」

「えー!休みなし!?」

「ハーべルもミタも小さな地区だから平気よ」

ただ、魔獣が多いから時間がかかるだろうが。

その言葉を呑みこみ、歩を進める。


「今日は…ゴーレムで済むといいけど」


その言葉を聞いたスティルは微かに瞳を細めるのだった。












ぎゃーぎゃーと喧嘩するフィオラとアールドを連れ、ハーべル最南の街に入った。

ここで休憩を取る。

好きなところで、好きなように過ごしてもらう。

つまり、自由時間だ。


「解散!」


レイファの言葉に従い、散っていく面々。

レインは最後までレイファの傍に残りどうしようかと考えていたが、ラウルについて行くことにしたらしい。

まるで本当の兄弟のようだ。

見ていて微笑ましい。


みんなが来るまでカフェでケーキセットでも食べてようか。

と、歩きだした。
 
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