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□Crimson Lake
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「れいふぁー!」
レイファに向かって飛んできたのは小さな深い藍色のネコ。
その背には小さな羽がついていて、パタパタと音を立てている。
「オリオンッ!久しぶりね、元気だった?」
「げんき、げんきー!かいんがじゅんび、できたっていってるニャ」
「そっか。じゃ、やっちゃおうね」
ミャーと可愛らしく鳴いたオリオンはその羽を動かせレイファの頭に移動した。
スゥと息を吸い込むレイファ。
そして、
「敵襲ーっ!!」
森全体に響くのではないかと思うほどの大声で叫んだ。
「敵襲ですか!?」
「やった、戦闘ー!!」
「フィオラ、喜ばないでください!!」
飛び起きてくれた6人。
そして、タイミングよく近くの木々が薙ぎ倒された。
「……でけっ…」
意気揚々と起きてきたフィオラが固まった。
大きすぎる、岩が動いているのだ。
「あれは、ゴーレム。はい、“智”賢師説明!」
「ゴーレム。パワー、スタミナはAプラスランク。その分知能やスピードは屑並。苦手なのは水です」
「以上!あれを6人で倒しなさい」
「「了解!」」
6人がそれぞれ身構える。
さて、どうするか。