09/05の日記

16:12
狂ツナ(※死ねた含みます)
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獄寺は夜、綱吉に並中に来るように言われた

並中に着いた獄寺が見たのは、地面にペタリと座り込んでいる綱吉

「あは、あははっ」

「じゅ、十代目…?」

何時もと雰囲気が違う綱吉に獄寺は狼狽える

「なーに?獄寺くん」

「何を、持っているんですか…?」

暗くてよく見えないが綱吉は二つの"ナニ"かを大切そうに持っている

否、大切に抱いていた

「見てわからない?雲雀さんと骸だよ?

月明かりで綱吉が抱いているモノがハッキリと見えた

「なっ!」

そこには綱吉の腕の中で幸せそうに眠る雲雀と骸の姿だった

2人とも口から血が流れてた跡が見える

獄寺が呆然と立ち尽くしていると、綱吉が静かに口を開いた

「2人ともね、俺が2人のこと殺したい、って言ったら殺させてくれたんだ」

綱吉は愛おしそうに、綱吉の腕の中で眠る雲雀と骸を抱き締める

「俺は生きた人を愛することが出来ない、そう言ったら2人は、どんな形であれ俺に愛されたい、って言ったんだ」

綱吉は優しく微笑む

「2人を殺しても?って聞いたら、それで俺が2人のことを愛し続けてくれるなら、って当たり前のように真剣な目をして言ったんだー。…信じられる?この2人がそう言ったんだよ?」

獄寺はそんな事はどうでもよかった

2人が綱吉を好いているのはわかっていた

2人が自分を犠牲にしてもいいくらいに綱吉を好いているのは知っていた

でも、何故この人は仲間が死んでも、否、仲間を殺しても平気でいられるんだ?
この人はこんな風に笑う人だったか?

獄寺の頭の中には綱吉に対する疑問が一杯だった

「結局、俺は2人のことを本当に殺したいくらい愛しちゃったんだ。殺して、俺のそばに一生置いておきたくなっちゃったんだもん」

綱吉はゆっくりと獄寺の方を向く

「ねぇ、獄寺くん」

「な、なんスか…?」

綱吉の目は何時もの琥珀色の綺麗な瞳ではなく、濁った瞳をしていた

「獄寺くんも俺が好きなんだよね?だったら獄寺くんも────」

「………え?」



俺に殺されてくれる?




end




狂ったツナが書きたかったんです。

元々、少し狂っていたけど雲雀さんと骸のことが好きになって、愛しちゃって、でも俺は男だからいずれ2人は俺から離れていっちゃう、とか考えて、それだったら離れる前に殺した方が…とか思って、殺していい?と聞いたら、君が愛し続けてくれるなら、と喜んで受け入れてくれる2人を見て殺しちゃう、ってことです。(長い

ツナが獄寺を呼んだのは、2人ほどでもないけど獄寺の事が好きで殺したくなっちゃったから。

獄寺がなんと答えるかは想像にお任せします。

因みに、
リボーンや他の守護者はツナが狂っているのを知りません。
知っている(気付いた)のは雲雀さんと骸だけ。

2人はツナの冷めた顔をたまたま見ただけ。
つまりは偶然ツナの本性を知っただけなんです。
でもやっぱり好きな2人なんです。

こういう話が大好きです←



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