‡幻魔獣の囁き‡
□【第六章】
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神野「やぁや!皆さん4ヶ月と13日ぶりです、黒猫定期便アイドルの神野くんですよっ!!」
桜音「アイドル範囲めっちゃ狭いっスね…」
神野「そうだね…広大な宇宙に子供用フラフープを陣取ったくらいに狭いよね…」
桜音「う〜ん…宇宙の規模がでかすぎてよくわかんないです。」
神野「そかそか。…まぁなにはともあれ孤独トークを乗り越え見事桜音くんを人間化させることに成功しました!」
桜音「ご迷惑をお掛けしてすみません。…ってか設定上、桜が散る頃には人型に戻れたんですけど…」
神野「あの作者に限定期間ものの設定を組み込ませること事態が間違ってるよ。更新ナメクジ速度だし。」
桜音「…ですよね。おかげで簓木さんも向こうに行ったままだし…」
神野「あっちはあっちで作者が放置プレイ状態ですしね。しかも本家であるこっちも更新が4ヶ月に一回くらいだし。」
桜音「ネタがないんでしょう。」
神野「それをいっちゃあ元も子もない。じゃあ今回は桜音くんの日常生活でも聞いてみましょうか。」
桜音「聞いてどうするんですか。」
神野「残ったスペースの穴埋めです」
桜音「…素直なお方ですね。」
神野「僕は自分を偽らないのさっ!」
桜音「素敵です。…生活って言うかこっちに搬送されるまえは同じ種族の幻魔獣と二人暮らししてました。」
神野「へぇ…男とですか?女とですか?」
桜音「え?うわ…どっちだろ…多分一人称だけで判断すると男ですね」
神野「ちなみにお名前は?」
桜音「汐音[うしおと]です。」
神野「ははぁ…つまり簓木の島流し先はお宅の家ということになりますね。」
桜音「え?どういうことですか?」
神野「『島流し先に青い髪をした男か女かよくわからん人がいて同居することになった』って手紙で。」
桜音「うわぁ大変申し訳ない。あれの面倒見きれる生き物なんてそうそういないですよ。」
神野「一緒に住んでたとき桜音くんはどうしてたんですか?」
桜音「基本的に放置です。面倒臭いんで。我が儘だし嫉妬心と自尊心強いしココアに角砂糖7つ入れるし夜は一緒に寝てやんないと寝付けないし。」
神野「桜音くん、それお母さんの仕事。」
桜音「俺もとうとう一児の母に…しかし約半年は放置してることになるからこれは虐待なんだろうか…」
神野「そんな本気で考えちゃダメさ。ここは現実じゃあないんだから。」
桜音「見事に言い切りましたね。…でもそろそろ本当に戻ってやんないとなぁ」
神野「こっちも簓木を引き戻さないとね…ただでさえ影薄いコーナーなのに皆様の記憶から消されてしまう…」
桜音「じゃあ搬送の手続き頼んでおきますね。」
神野「悪いね。」
桜音「じゃあ今日はこの辺で。」
神野「…次回がありますよーに…」