ブリスグランマ

チャラい喜三太
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「ぁあっ…あんっ…」
「最近は頻繁に留三郎と会っているらしいが?」


床に組み敷き耳から直接鼓膜を犯す。腰をくねらせる喜三太の下腹部はひどく膨れ上がり激しく自己主張していた。露わにさせると喜三太の陰茎はぴょんと跳ね天を仰いだ。


「それはどういう事なんだろうか」
「…あ、あっ、先ぱ…あ…あんっ」
「まさか、まだ抱かれに行ってるんじゃないだろうな」
「っん…ッ、いき、ました…っ」


私の吐くため息にさえ身体を反応させ、まるで溜まっているといったような態度を示す。そんな訳はないくせに。暇な夜、いや夜に限らず、私の誘いがない時間に、喜三太は隙をみて留三郎に会いに行く。これは以前にも辞めるように言って聞かせた筈なのだが。


「全く…いつまで経っても、淫乱は淫乱のままだな」
「んぁっ…んっ、せんぱぁい…」


解っている。喜三太は、留三郎のところに行った後にされる"お仕置き"が好きなんだ。


「どうした?こんなに勃起させて…」
「ひぁあん!」


耳をくわえながら喜三太の熱い男根を強く握り締める。


「あっ…せんぱ…っ、こ、こすってっ、くださ…あっ!」
「どうしよか」


擦れと言いながら自分で腰を浮かせ振っている。とんだ淫乱だな。耳たぶを甘噛みしながらやわやわと手を動かす。


「っあ…んっ…も、もっと…」
「留三郎とはいつもどうしているんだ?」
「ん…っ…服、を、着たままとか…」
「とか?」
「ぁっ、あ、そこ…舐め合ったり、とか」
「とか?」
「はっ…しばったり…んっ」
「縛るのは好きか?」
「あんっ…すき…」


喜三太は私の手を自分の手で包み、勝手に上下に動かしていた。目を薄く閉じて苦しそうな短い息をしている。


「じゃあ…留三郎と私、どちらが好きだ?」


喜三太が動かしているよりも早く男根を擦り上げてやる。喜三太は体をぴくぴくと揺らし、私の手を包んでいた自身の手を私の肩においた。それから熱で浮いた目をこちらに向けながら、


「…立花先輩…」


留三郎がもし同じことを彼に聞いたとして、もし喜三太が留三郎だと答えても、私がそれをどうこう言える権限を持っていないということが腹立たしかった。


「…そうか、嬉しいな」
「先輩は、僕が好きですか?」


私は当然だと言うように、喜三太に接吻をした。この唇も留三郎に吸われているのかと思うと、それもまた口惜しかった。


「ああ、喜三太が好きだ」



お前だけが。









おわり


こんな喜三太アリですか?

090810



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