ブリスグランマ

趣味フルスロットル
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放課後、土井先生と教室に残っていたときに何かを手渡された。


『明日、楽しみだな』


それを自室の机の上で広げて絶句した。中には何かが二つ入っていた。一つは薄手の生地で出来たスケスケでフリフリな白色のキャミソールで、もう一つは一瞬よく分からなかった。


「…パ、パンツっ?!」


手に持って広げてみた。すごく小さくて、前には白色の薄い布があるけど、横と後ろは紐だけのかなり露出度の高い女の子用のパンツだっだ。これをつけて学校へ?


「や、やだな…」
「ただいまー!」


寮で同室の金吾が帰ってきて慌てて袋にそれを戻した。それに気づいた金吾がこっちに近づいてきた。


「なになに?」
「なんっ!でもないよっ!」
「んー…」


唇を尖らせながら首を傾けた。しかし金吾は思い出したように表情を変え、戸部先生の話をし始めた。金吾の話を聞いている間も、頭には明日のことや土井先生のことがぐるぐると回っていた。




朝の支度はいつも金吾のほうが早い。先に食堂へ行って席をとっておいてくれる。僕は金吾が出て行ったのを見送ってから、昨日の袋を抱えてトイレにこもった。広げてみるとやはり卑猥で、よく見ると丁寧に値札もとってあった。


「ほ、本気…?」


しばらく怖じ気づいていたけど、僕は思いきった。




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