ブリスグランマ

閲覧注意
1ページ/2ページ



新しく馬を仕入れた。差出人は若い女だった。珍しく安値で売られたのには理由があった。この馬は、人間との性交を好むらしい。女はこの馬を無理に買わされ世話をさせられたそうだ。でも生憎、ここに女はいない。馬も諦めるしかなかっただろう。


その夜、俺は馬に飼い葉をやるべく小屋に向かった。新しく入って周りと何か起こしてもいけないから、新しい馬は別の小さな小屋にいれる。小屋に入ると、中では馬が慣れない足場を辿るようにぐるぐると歩き回っていた。そんな名前すらない馬のそばに寄り頭を撫でた。


「悪いけど、女はいないぞ?」


馬が唇を震わせた。それがため息をついたようで少し可笑しかった。水場の水を確認し、餌箱に飼い葉を詰めて、馬を残して小屋の戸を閉めた。





俺はそのあと、自室でなんとなく自慰をしてしまった。溜まっていたのだろうか。手は止まらないし腰もガクガク震え、必死に抑えようとする声も少し高かった。…たぶん、最近若旦那にずっと会っていないからだ。俺の一方的な想いだけど、今までは若旦那に会えるだけで幸せだった。でも今は、こうやって若旦那を欲しいと思っている。自分の指を若旦那と置き換えて、何度もいれてきた。でも今日は違った。閃き、とはこのことだ。俺は着物を直すと、褌も巻かずに静かにあの馬小屋へ向かった。



戸を開けると鳴き声がした。馬は起きていた。俺の心臓はすごく早く脈打っていて、息も少し上がっていた。俺は変態だ。頭の中にそれが駆け巡っていたが、下腹部の興奮は最高潮だった。


「…お前、男に挿れたことはあるのか?」


薄暗い中で馬に話しかけても、相手は足場を確認するばかりだった。さすがに男相手じゃ興奮しないか。でも俺は、自分の快感のためだけに行動した。馬の横にいき、背中を撫でながら腹に手を伸ばす。そこにあったのは、人間のものとよく似た、しかし何倍もの長さを持つ太い陰茎だった。あれ?おかしい。それは何故か起ちあがっていた。


「お前のこれ、挿れてほしいな」


起ってることにすごく興奮して俺のものがピクピクと跳ねた。そして俺はすぐそばの壁に向き合って、自分で着物の裾をたくり上げ馬に尻を突き出した。


「わ…わかる、かな…」


期待と興奮で息が苦しかった。




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ