Rebellion against god

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 神聖ブリタニア帝国、首都ペンドラコン。
ブリタニア後宮の奥深くに存在する秘密の部屋、皇帝とその側近しか知らぬ黄昏の間に一人の少年が運び込まれたそうだ。




夕日のような光に照らされ、伸びる影が二つある。
大きな影と小さな影。


「やぁ……シャルル。
まさか"彼"を見つけられるなんて、思ってもみなかったよ」

「兄さん……。
何故、こやつが──」

一人は現ブリタニア皇帝、シャルル=ジ=ブリタニアだった。
普段の鋭い眼光は鳴りを潜め、多少の動揺を含んでいるようだった。


「わからない。
饗団の入口に倒れていたんだ。……水浸しでね」

現皇帝に対して、不遜な態度で応じるのは金髪のウェーブを纏った子供。



床に倒れている少年は浅い息を繰り返す。
"兄さん"と呼ばれる子供が少年の頭を優しく撫でると、少年は軽く身じろぎした。



「では、私が預かっておきましょう。
時が来るまで」


「そうだね、頼むよ」





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