Una novela

□Es ist dieses, froh zu sein!
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結婚してる設定だけどあんま普段とかわんないです;もともとなんか新婚サンぽいもんね、あの二人‥(笑)





扉をあけると突然抱きつかれた。まぁいつもの事なので驚きはしないが。
頭をぐりぐりと押し付けてくるイタリアにため息をつく。



「ドイツお帰りーっ」
「ああただいま」


ちゅっと額にキスをしてやると恥ずかしそうに頬を赤く染める。


(可愛い‥)


家に入る夕飯の良い匂いがした。


「ふむ、今日の飯はピッザか」
「うん!デザートはティラミスだよ」


スーツを脱ぎ普段着に着替える。リビングに戻るとイタリアが飯の準備をして待っていた。

ビールをグラスに注ぎ席に座った。


「俺、お腹ペコペコー。じゃあいただきまーす」
「いただきます」



ピッザを一かじり。なかなかうまい。
イタリアを見るとうまいうまいとバクバクと食べている。
ビールともよく合う。きっとビールが好きな俺にあわせて調理してくれたのだれう。ささやかな気遣いが嬉しくて愛おしい。

それにしてもイタリアはよく食べる。



(あの体のどこにあれだけの料理が入るんだ?)



イタリアはお世辞にも体格がいいとは言えない。というのに何処に行ってもパスタだのピッザだのジェラートなどと言ってもぐもぐと何かを食べている。


(これといって運動しているわけでもないしな‥)


じーっと見ていると顔を上げたイタリアと目があった。一瞬びっくりした顔をして見られていたのが恥ずかしいのか照れたように笑った。



「ドイツ美味しい?」
「ああ絶品だ」
「えへへ!ありがとっ」


ニッコリ笑うイタリアが可愛くて可愛くて可愛くて、ついテーブルを越えてキスをする。イタリアの口の中はピッザとビールの味がした。

ゆっくりと唇を離す。何秒か見つめ合い、突然何かが面白くなって俺達は二人同時に噴き出した。


何もないのに笑えきて何もないのに楽しくて――





(嗚呼幸せとはこれのこと!)


end

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