Una novela

□Excessive drinking attention
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いつものように三人で集まり、酒を飲んでいた時の事だった。




「“兄”って恋愛対象になると思うか?」
「はぁ!?」
「いきなりやなー」


いきなり話し始めるフランスを訝しげにプロイセン等が見つめる。フランスが手元のグラスを回しながら話を続けた。


「俺ってイタリアから見たら兄なわけじゃない?兄ってすんげー微妙なんだよな」
「分かるわー俺もイタちゃんの兄ちゃんやもん!親しげにはしてくれるんやけど一線は越えさせてくれないみたいな」


そうなんだよーと苦労話は語り合う彼等にプロイセンはビールを掲げながら勝ち誇ったように胸をはる。

「その点でいうと、こん中では俺が1番有利だなっ!まぁイタリアちゃんは俺に任せてくれ!」


けせせ‥と高らかに笑うプロイセンをフランスは一瞥しため息をついた。


「はっ弟にイタリア取られてるやつがよくゆーぜ」
「確かになー」
「なっ!?ヴェストとイタリアちゃんは別に付き合ってねぇ!」


持っていたビールの入ったコップを机にたたき付ける。バンッという大きな音が部屋に響いた。


「まぁそう願いたいわー‥」
「でもあの二人は怪しいぐらい仲良いよな」
「ぎゃーそういう事を言うなーっ!」


机に突っ伏してしまったプロイセンを慰めるようにスペインがなでる。


「日本も怪しいぜ」
「そないのこと言うたらロマかて怪しいやんかー」
「いやだーっ!俺のイタリアちゃんがーっ!」



ぴしり、空間に亀裂のはいる音がした。



「俺の・・?お兄さんの聞き間違いかな?」

「せや!イタちゃんはゆずらんで!」

「譲るも何もおめーのじゃねぇだろ!」

「つーかプロイセンは怖がられてるじゃん」

「まぁフランスやってちょっかいかけて泣かせとったやん」

「うるせーふられたくせに!」

「お前らやって玉砕確実やんか」

「そーゆーことをいうなっ!大体お前らは・・」




こうして酒の入っただらしない男たちの夜は明けていくのだった。



end
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