Una novela

□恋の病
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最近病気かもしれない。



ドイツの事を考えると胸は痛くなるし頭に血が上ってる。
激しい動悸に襲われて息が上手く出来なくなったり、眠れない夜が多い。


しかもドイツ限定で。なんでだろ?アレルギーかな?


喋ってる時なんてやばい。
心臓が飛び出てくるんじゃないかとかそうでなくても音が聞こえてるかもってぐらいバクバクいってる。
真っすぐ顔を見られないし言葉もうまく出てこない。


ドイツの一挙一動に一喜一憂してすごく疲れる、けど幸せ。


布団の中で思い出すのは今日一日の彼とのふれあい。
手繋いじゃったとかハグしちゃったとか怒られたとか思い出しては目が冴えて眠れなくなる。


辛くて幸せ。悲しくて嬉しい。矛盾した気持ちがぐるぐる胸の中を行ったり来たり。


パスタもピッザも喉を通らない。

熱があるわけでも喉が痛いわけでも無い、原因不明の病気。




(このままじゃ絶対俺死んじゃう‥っ)




それが恋の病だと気付くのは後ちょっと先の話。

end

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