Um romance

□飴と鞭?
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***




「隊長ぅー、疲れたであります。」

「あぁ、よく頑張ったな。」

今日イタリアは逃げずに訓練を最後までうけた。

頭をなでてやる。

「ヴェー。」

嬉しそうに擦り寄ってくる。

「なんだか今日のドイツ、優しかったね〜」

「そ、そうか?」

「うん!!」

にこにこ笑う。

「で、これから何をするんだ?」

「ぇ?本当に俺に付き合ってくれるの?」

「あぁ、当然だ。」

「じゃぁ…」

一緒にシエスタしよ?

「そんなことで良いのか?」

「うんっ」

「それでは風呂に入って汗を流して寝るとするか。」

「了解でありますっ」










風呂に入り終え、二人でベッドに横になる。

「隊長〜、ハグしてハグ〜」

「今は隊長と呼ばなくていいぞ。」

「いいからハグ〜っ」

「はいはい。」

苦笑しながらもイタリアを抱き締める。

「ねぇ、ドイツ。」

「む?」

イタリアのほうを向くと

ちゅっ。

キスをされた。

「な、な!?」

「俺、今凄く幸せだよ〜」

「そ、そうか。それは良かったな。」

「ドイツは今幸せー?」

幸せ?

今、俺は幸せなのだろうか。

この温かい気持ち。

これは

「あぁ、とても幸せだ。」

“幸せ”と呼ぶに値する。

「良かった〜、じゃ、お休み〜…」

「お休み、イタ…」

そうだ、たまには

「お休み、フェリシアーノ。」

ぴくっ。

フェリシアーノが少し反応をしめす。

そして俺に抱き着く力が強くなる。

たまには名前で呼ぶのも悪くない。

飴と鞭。

共存させれば最強無敵?













             †fin†
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