Um romance

□飴と鞭?
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たまには甘やかしてみては?










〜飴と鞭?〜
※独伊+日










「イタリアアアァァァ!!!!」

「ヴェーっ!!」

「逃げるんじゃない!!訓練をうけろ!!」

「ヴェー!!嫌だよー!!」

いつものようにイタリアは逃げ帰ってしまった。

なぜあいつは訓練をうけようとしないんだ?

そんなに厳しいことはしてないんだが…

「日本に相談してみるか…」

と、言う訳で。

日本に電話をした。

「日本はどうしたら良いと思うか?」

『そうですねぇ…』

日本なら良い意見を言ってくれるはずだ。

『普段どのような訓練をされているんですか?』

「む、そうだな








「今日は走るぞ。持久力をつける。」

「ヴェー、嫌だよ〜。それよりサッカーしよう、サッカー!!」

「それだからお前は駄目なんだ。ほら、走るぞ。」

「ぇ、嫌だよっ!!」








そして逃げられる。」

『そうですねぇ…。』

「……」

『たまには甘やかしてみてはいかがでしょうか?』

「甘やかす?」

『そうです、甘やかすと言うか、誉める、ですかね?』

「む。」

『例えば、“お前はやれば出来るんだから”とか言ってみるんです。誰でも誉められたらやる気がでますからね。』

「成程。」

『他には“これを終えたら褒美をあげる”というご褒美作戦もいけるかと。』

「うむ。」

『まぁ、その時に応じて使い分けてみてください。』

「分かった。ありがとう、日本。」

『ぃぇぃぇ、どういたしまして。』

かく言う訳で、イタリア甘やかし大作戦が始まったのだった。




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