逃水の宴
□抱えきれないほどの「だいすき」
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どうしてでていったの ってきかれたら、ぼくは まものをやっつけてやるんだ ってこたえた
どうしてまものをやっつけるの ってきかれたら、きみがいたいのいやだから っていった
そうしたら、ばかだね ってあのこがわらった
――傷付くのなんて、痛くないよ。だって、サボテンくんやみんなを守るためだもの。みんなが大好きだから、痛くなんてないよ。
そういって きらきら、あのこのまぶしいえがお
やっぱり、すごい
いたいのもこわいのも、ないなんて
でも、きみががんばってることを、ぼくはしってるから
なきたくなったら、ぼくのむねで おなきなさい
たにんをまもってばっかのきみを、ぼくがいやしてあげるから
きみがあいするせかい にいる ぼくが、きみをあいしてあげるから
きみのえがおを、まもりたいから