逃水の宴

□抱えきれないほどの「だいすき」
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だいすきなあのこが いつもがんばってがんばって、きずだらけになってかえってくるのをしってる
いたくていたくてくるしいのに、あのこはそれでもやめない
それどころか、いたいって くるしいって なきごとひとついわない、がんこもの
だから、ぼくがあのこのかわりに わるいやつをたおしてやるんだーって いえ とびだした


あのこがきずつくの、みていられないから
だからぼくが、やっつけてやるんだ
まってて、ぼくにまかせて
きみをきずつける わるいやつは、ぼくがみんなやっつけてやる


そこらでひろった ぼうっきれを えものに、ぼくはかけだした
こうげきは さいだいのぼうぎょ、たて なんていらない
いざゆかん、おおいなるだいち



 
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