逃水の宴
□THE Fool！
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風璃「そっかー。…ってセンカ、何か疲れてない？」
センカ「疲れるよそりゃ」
風璃「…うん、何か………ごめん」
センカ「うん。で、話進めたいんだけど」
風璃「僕も進めたい」
センカ「来客があるってのに、この散らかりようは？」
風璃「あー、朝食と昼食と間食の跡だね！」
センカ「平日の駄目主婦か！」
風璃「だって今日、コロナ達居ないからさー」
センカ「うちは常時居ないけど」
風璃「ジョージ？」
センカ「所？」
風璃「ううん。「言いだしっぺは負け」って格言を作った人」
センカ「誰それ」
風璃「管理人の、中学時代のクラスメイト」
センカ「知らん」
風璃「僕も知らない」
センカ「で、居ないのはコロナとバド。ジョージは関係なし。ていうか居なくても別に良いし」
風璃「そっかー」
センカ「って、詩音は？やらないの？」
風璃「洗い物は僕が担当なんだ」
センカ「詩音は作る方？」
風璃「コロナたち居ないときはね」
センカ「だろーね」
風璃「あっ、でも今日お客さん来るなら、腕振るっちゃうよ！」
センカ「外で一人で腕ぐるんぐるん回しといてください」
風璃「失礼な！ちゃんと作れるよ！」
センカ「いや、ちゃんと…見た目は作れることはわかってるんだよ」
風璃「でも、今日のお題「一人一品」でそ？」
センカ「∑え、いつの間に!?」
風璃「だから僕、がんばるよ！フルコース！」
センカ「一品じゃないじゃん！」
風璃「満漢全席！」
センカ「それも違う！」
風璃「ハイキング！」
センカ「バイキング！しかも違う！」
風璃「掃除しなくて良いの？」
センカ「話そらしてるの風璃なんだけど…」
風璃「乗っかるのはセンカじゃん」
センカ「………何かムカつく」