逃水の宴

□10年拍手詰め合わせ
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1月

風璃「雪だー!」

センカ「あー、ほんとだ」

詩音「面倒くさい…」

一欠「寝るか」

風璃「ちょ、ちょっと!なんでみんなそんなにテンション低いのさ!」

センカ「いやぁ…そんな、はしゃぐもんでもないし」

詩音「洗濯物乾かないし、外出られないし」

一欠「眠い」

風璃「もっと元気出そうよー!じっとしてたら余計に寒いよ!」

センカ「俺は瑠璃と一緒にじっとしt」

風璃「はいはい分かったから」

詩音「外出るにしても…この雪の中、なにするの?」

一欠「寝たら死ぬぞ」

風璃「雪合戦だよ!体あったまるし!」

一欠「合戦…」

詩音「…たぶん、考えてることと大分違う」

センカ「そうそう、だからフルメイルは必要ないよ」

風璃「雪玉を投げ合う遊びだよ」

詩音「石入れるの、あり?」

センカ「死んだら負けだよね?」

風璃「ないないない!シビアすぎ!」

一欠「…なかなか厳しい物だな。遊びと侮ってられん」

風璃「違うって!ああもう、ほら、勘違いしちゃう人が出るじゃん!」

詩音「勘違いすればいい」

風璃「詩音!?一体何が!?」

センカ「まぁ、ルールとしては雪100%の雪玉を投げて相手にぶつける遊びだよね」

一欠「半分をやさしさで作っては駄目なのか」

センカ「バファ●ンじゃないからね。っていうか君にやさしさ無いよね」

風璃「でも、僕たちだけでやっても面白くないよねー」

詩音「集中攻撃される人が居るから?」

センカ「じゃあ、誰か誘おうよ」



エスカデ「愛と正義のスパッツ!エスカデ参上!」

ダナエ「ウザい。お久しぶりね、詩音さん」

ラルク「やはり雪合戦と言うからには万全の装備をしてきた」

シエラ「しまった、籠手を忘れてきたぞ…!」

瑠璃「真珠が迷子った!」

真珠「あ、瑠璃くーん」

風璃「…Σ多ッ!」

センカ「スペシャルだからね!何がかは知らないけど!」

詩音「ダナエ…毛皮があったかそう…」

ダナエ「…詩音さん?ちょっと、目が怖いんだけど…」

風璃「一欠の知識はやっぱり君たちだったんだね…」

シエラ「何がだ?それよりも風璃、やはり首元が不安なのだが」

ラルク「姉さんの懐には、何人も飛び込ません!」

風璃「いや、えーと……何でも無いよ、うん」

瑠璃「真珠、雪合戦なのに大丈夫なのか?」

真珠「いざとなったらパールが出てくるって」

風璃「そっちのが怖いよ…」

センカ「瑠璃!瑠璃は俺が守るからね!」

瑠璃「核は狙うなよ」

詩音「雪合戦に命がけ…」

一欠「ほら、矢張り合戦で合っていたじゃないか」

ラルク「ウム」

シエラ「風璃、お前もちゃんと腹は覆えよ」

風璃「だから……うん」

エスカデ「俺はスパッツさえあれば完璧だ!」

詩音「何が?」

ダナエ「変態が?」

センカ「ボイド警部呼ぼうか」

エスカデ「ちっがーう!!」

真珠「瑠璃くーん、雪玉ってこんなかんじかなぁ?」

瑠璃「ああ……って、ええっ!?」

風璃「でっか!」

ラルク「ム…マイホームくらいのでかさだぞ」

エスカデ「どーやって作ったんだよっつーか雪の量おかしくないか!?」

瑠璃「真珠!?真珠、どこだ!?」

真珠「ここだよー」

シエラ「声はすれども姿は見えず…だな」

真珠「えーとねぇ、なんか転がしていろいろ巻き込んだらこんなのになったのー」

詩音「●魂……」

真珠「トレントのおじさんも巻き込んだのー」

センカ「Σトレント!? ああっ!ほんとだ、根っこが見えてる!」

風璃「トレントー!!」

一欠「大丈夫だ…いずれ立派な星になるだろう…」

エスカデ「だから塊●はもう良いって!」

ダナエ「あるいはもう死んじゃった的な…?」

センカ「俺の小屋ダケだけ計画がー!!!」

真珠「ごめんなさいおにいさまー…うふふ♪」

エスカデ「Σ黒ッ!?」

詩音「むしろそっちが狙い…?」

瑠璃「真珠!今助けてやるからな!」

風璃「盲目だねぇ」

一欠「任せろ」

ダナエ「え、一欠さん?一体…」

一欠「……――ソルファランクス!」

風璃「え、ちょ、うしろにマイホームが…!」

詩音「あ。」

風璃「あああああああ!!!!!」




  =しばらくお待ちください=



風璃「家が…マイホームが…」

センカ「小屋ダケが…」

真珠「瑠璃くーん」

瑠璃「真珠!」

ダナエ「あら?エスカデが居ないわね…まぁ良いか」

ラルク「一欠、お前…」

一欠「ん?」

シエラ「…良い汗かいてるな」

詩音「……雪合戦、する?」

風璃「出来ないよ!」

ダナエ「見事な雪山になっちゃったしねぇ」

シエラ「もうこれ、新しいランドだな」

一欠「これが結果オーライってやつだな」

センカ「全然!」


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